「ノアの箱舟」「ガリバー旅行記」「ギルガメッシュ」などでおなじみのベルギーの作曲家ベルト・アッペルモント(Bert Appermont)氏。
氏から最新情報がまとめて届きましたのでご紹介します。
まずは初演情報から。
2016/11/6:オランダのファンファーレ・オルケスト「Sint Willibrordus Wintelre」によって「Wonders of Nature」初演
2016/12/23:ベルギーのファンファーレ・オルケスト「In Vriendschap en Vrede」と「Sint Amor」によって「Winds on Fire」初演
2017/4/27:オーストリアのブラスバンド「ブラスバンド・オーバーエスターライヒ(Brassband Oberosterreich)」によって「A Brussels Requiem」初演
2017/4/30:オーストリアの吹奏楽団「Swarovski Musik Wattens」によって新しいサクソフォーン協奏曲(現在作曲中)が初演
となっております。
このうち「A Brussels Requiem」をちょうど書き終えたところのようですが、
この作品はブリュッセルでのテロ事件(2016年3月22日に発生)を題材にした作品で、メインの要素として「月の光に(Au claire de la Lune)」が使用されているそうです。
これは悲しみ、痛み、怒り、怖れ、といったこの事件によって引き起こされた感情に声を与えるアイディアで、それだけでなくこの悲劇を克服する願いも込められていますし、テロ攻撃によって亡くなられた方々への思い出でもあるそうです。
次に新作出版情報です。
Morning Star Variations (Grade 3,5)
詳細はこちら
Intrada Eroica (Grade 3)
詳細はこちら
Humperdinck Variations (Grade 6, soloists, grade 5 wind band)
このHumperdinck Variationsは3-4本のソロ・ホルンと吹奏楽のための作品で、フンパーディンクのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の中のメロディ「夕べの祈り(Abendsegen)」をベースにしているそうです。作品は4つの楽章(変奏)に分かれています。まだオンラインには情報が上がっていませんが、すでに出版されているそうです。
委嘱はホッホライン・ユースオーケストラ協会(Association Jugendorchester Hochrhein)と指揮者のJulian Gibbonsによるもの。(Gibbons自身、ホルン奏者だそうです)
次に来日情報!
2016/11/29から12/5にかけて、コンサートを行うために洗足学園大学を訪れます。
その他の詳細については情報が届き次第、またご紹介します。
その後数か月は、オーストリアのリンツで審査員、スペインのヴァレンシアでコンサートの指揮とマスタークラス、イタリアで審査員・・・とヨーロッパを飛び回る感じになっています。
2015年の8月から、アッペルモント氏は「Oberosterreichisches Landesjugendblasorchester」というバンドの指揮をしています。このバンドはオーストリアのオーバーエスターライヒの優れた若い演奏者を集めて作られた新しいバンドで、ファースト・アルバムも発売されているそうです。
このCDにはアッペルモント氏の新作「Humperdinck Variations」や「Katharina」が収録されており、下記のメールアドレスから注文可能とのことです。
以上、ベルト・アッペルモント氏の最新情報でした!
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